~多文化共生のまちを目ざして~
≪外国の方と共に働き、暮らす方のための研修会≫
江別国際センターで江別市国際交流推進協議会主催、江別市共催の研修会に参加してきました。
1部として「技能実習制度 江別での状況と課題」をテーマに、ISS北海道事業協同組合 服部渉 常務理事より、技能研修生の状況とISSの業務についてを、
2部では、「地域での日本語指導、職場や市民の関り」をテーマに、北大日本語コース指導の平田未季 准教授より、やさしい(優しい)日本語を通したコミュニケーションの考え方について、それぞれご講演を頂きました。
政府でも、「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」として、本年初めて中長期計画を示しております。またこの前提となる「地域における多文化共生推進プラン」が2020年に改定され、北海道でも計画を策定中とのことです。
全国的にも外国籍の住民が急激に増加しており、江別市においても8月1日現在の外国籍の住民は816名です。計画やロードマップも後追いの感もありますが、ようやく体制を整えようとしていることは、評価したいところでもあります。
振り返って、江別では、、、、多くの課題があると感じております。江別市国際交流推進協議会のメンバーの一員としては、市の体制に関わらず、必要な事項を粛々と進めて行かざるを得ませんが、江別市に対してもどんどん意見を挙げていかねばならないと考えます。
マスコミ報道では技能実習生の処遇には問題がある事例が多数報道され、一方で失踪した実習生による犯罪なども報道されています。本日の講演では、ISSで実習生としてきた方が、その経歴や収入を活かして本国で大きな農場を開設した事例もお伝え頂きました。影の面ではなく、光の部分も報道があっても良いのではないかと感じるところです。